250121 4日間降雪の無い朝を迎える鍋倉山

おはようございます。
麓での最低気温が2.5℃というとても暖かい朝になっています。昨夜は少しだけ雪が降るという予報でしたが、ポツポツとした雨が降っただけでした。鍋倉山の雪も安定方向で落ち着いているのでは?と思われます。
ニュースにも流れていますが、昨日、関田山脈のこちら長野県側でスノーモビラーが窪地に落ち機材の下敷きになりお亡くなりになりました。仲間による夜間救助からの搬送まで行われましたが、残念ながらという結果になってしまいました。公共の救助機関では、夜明けを待ってからの出動になりそうなものですが、即座に救助に向かえるスノーモービルの機動力には目を見張るものがあります。
バックカントリーでは雪崩というリスクもありますが、こういったterrain trap(地形の罠)も注意しなければならないポイントです。鍋倉山ですと、巨木の谷下部のノドになっている個所など特に注意が必要かと思います。初冬や春の西の沢ボトムなどもそうですね。
今日は降雪も無い平日だからか?駐車車両は確認できません。
今日も良い一日を!

【雪の話Tips.1】
ここで雪の話をさせて頂く時に「南面の急斜面」という表現をしますが、陽の当たる南面はわかるけど、なぜ急斜面?という理由を説明します。これには太陽の仰角が関係してきます。太陽を見上げた時に地平線からどれくらいの角度に位置しているか?という事です。鍋倉山山頂における本日12:00の太陽仰角は33.19°です。
ソーラーパネルを設置したことがある方はお分かりだと思いますが、太陽光に対してパネルを直角に設置するのが最も効率が良くなります。雪に対する日射の影響もこれと同じで、雪面に対して直角で当たる場所が最も影響を受けるという事です。では、鍋倉山南面では傾斜何度のが最も日射の影響を受けるかというと、90-33.19=56.81°という事になります。
「南面の急斜面でどれくらいの斜度よ?」という疑問は解消できましたでしょうか?

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