250311 歓喜の週末を向かえたであろう鍋倉山

昨日は何週間ぶりでしょうか?という快晴となり風も無く、ハイクアップ時にはTシャツでも良いほどの天候でした。また、スキーとスノーシューの混ざった多くのトレースが着き、週末の賑わいを感じました。
上部では、ぶなの枝に着雪した雪の塊が強い日射と昇温により広く落下し始め、ハイクの際にはそれが上から降ってくる状況でした。覗き尾根からの北斜面でもこの影響を受け、雪面には小さな雪の塊がばらまかれており、滑るとシャリシャリとした感触でした。その下はもちろんパウダーでしたが。
昨日、ありがたく使わせて頂いた西の沢ルートのメイントレースですが、そても登りやすいルートが引かれており一度もキックターンする事なくピークまで登りきる事ができました。久々野峠に突き上げる少し手前500mほどだけ新規のトレースを刻ませていただきましたが、このエリアは、登っていくと緩やかな島状の尾根が出てくるため、それを避けようとその左手を進みたくなります。現在のメイントレースも同様です。ですが、このルートは小さいながらも沢状地形を通過しており、左手上部には鍋倉山北面が控え「とりあえず一本」のオープンバーンもあります。雪崩リスクを減らすための、リスクの高い場所での行動時間を最小にするという観点からすると、島状の尾根を登るというのがベターです。最終的にどちらのルートも合流しますし、特にアルバイトもありません。それ以前に、最もリスクが低いのは覗き尾根や杉尾根ルートだという事は言うまでもありませんが。

今日は朝のうちは晴れでその後曇りという予報が出ていますので、温井カメラでは昨日のように鍋倉山がクッキリと見えています。しばらく天気予報の雪マークもなく、春のサイクルに入ってきたようです。

今日も良い一日を!

水色の点線が現在のメイントレースで、赤線が私たちのルート

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